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プロトタイプ開発

機構・回路・ソフトウェアまで一気通貫の設計開発

プロトタイプ開発とは?

新規の製品の研究開発では、素早く製品仮説の検証を行うため、試作品を設計、制作することがありますが、このためには様々な情報や技術を組み合わせて形にする必要があります。弊社の「プロトタイプ開発」の定義(考え方)は、「対象の仮説を最速で検証するために、必要十分な試作品を製作すること」になります。

弊社では目的に合わせた全体設計〜CADによる機構設計や回路設計〜ハードウェア試作〜ファームウェアや接続ソフトウェアの実装まで、各分野を専門とするメンバーが協力し、ワンストップでのプロトタイピングをご提供しております。(メンバーの専門領域につきましては、aboutページをご覧ください)

対象仮説が要素技術の検証であれば、その要素を検証するに足る構成に収め、製品適用における問題の洗い出し、実際のサイズ感や使われ方の検証など総合的なものであれば、全体を設計・試作することになります。

※ なお、ビジネスとの整合性や目指す製品の方向性のためにどのような仮説検証や技術選定、試作を行うべきか、といったご相談の段階から承ることも可能です。その際は次項「Team CTO」の形態(コンサルティング)でのお引き受けとなります。

プロトタイプ開発における問題点

ビジネスにおけるプロダクト開発では、機構の設計、回路・ハードウェアの設計、ソフトウェアの設計は本来切り離し難いものですが、現実的には外注先を複数に分けたり、社内で組織をまたぐプロジェクトになったりすることが多くなります。
その結果、連絡や問い合わせに時間がかかったり、修正やその確認に行き違いが発生したりすることが増え、スケジュールの長期化や手戻りの発生が起こりやすいものです。

また、本来は分割で発注するより前に、技術視点での正しい全体設計が無ければ、部分最適化に陥ってしまい、いざ統合した時に問題が起きやすくなってしまいます。また見逃されやすい点ですが、分割して発注するということは、分割した切り口について正しく知識を持って検収ができなければいけない、ということを意味します。

統合自体も外注してしまい、検収を任せるというのが一手ではありますが、その場合はタイミングとして分割発注時から関わっていなければ、ほとんどの場合手戻りや再開発部分が発生します。発注の分割という行為は、全体設計とモジュール化設計をする、ということとほぼ同義だからです。きちんとした考証がないままに「なんとなく」の技術領域で分けてしまうと、ざっくりとした依頼内容になり、検収もままならず、統合に失敗し、受発注者双方にとって不幸な事態を招きます。

弊社では各領域を得意とするエンジニアがチームでプロジェクトに取り組むことで、コミュニケーションコストを最小化し、まずプロダクトの目的に即して全体を設計することで、お客様の目的に本当に必要なプロトタイプを設計・開発します。また、量産や社内への引き継ぎを見越した設計とドキュメント化、量産体制を持つ企業様のご紹介・引き継ぎ等も承っております。

プロトタイプ開発への取り組み方

弊社では各領域を得意とするエンジニアがチームでプロジェクトに取り組むことで、コミュニケーションコストを最小化し、まずプロダクトの目的に即して全体を設計することで、お客様の目的に本当に必要なプロトタイプを素早く設計・開発します。また、量産や社内への引き継ぎを見越した設計とドキュメント化、量産体制を持つ企業様のご紹介・引き継ぎ等も承っております。

Team CTO

プロダクトとビジネスの全体最適化

Team CTOとは?

技術領域が多岐にわたる製品の開発では、広い範囲の専門知識が必要となります。弊社では、メカ、エレキ、ソフトなど異なる領域に専門性を持つメンバーが協力し、

  • ビジネスモデルを踏まえたプロダクト全体の整合性のデザイン・全体設計
  • 本当に検証すべき仮説の洗い出し・優先順位付け
  • プロトタイピングの計画や方針の設計
  • プロダクトに関連する様々な意思決定のお手伝い
  • 専門業者との発注・管理等のコミュニケーション
  • 分割発注時の検収・統合
  • 量産体制・専門業者のご紹介
  • プロダクトの技術責任者に必要なスキルの洗い出し

など、開発の入口から出口まで一貫したPM・コンサルティングサービスを「Team CTO」として提供しております。

Team CTOの特徴

オーナーシップを共有した全体設計・プロジェクト管理

外注でありがちなモチベーションや品質低下の問題の原因に、「最悪、受注した範囲内のことだけを発注期間中に実現すれば良い」という契約上の前提があります。

Team CTOでは発注者側の立場や思考を共有するため、プロダクトのビジョンやコンセプト、ビジネスモデルとの関連性をお客様ときちんと共有し、そもそも論まで含めたレベルで議論をさせていただきます。そのうえで、本当に必要なプロダクトが何なのかを共有し、ゴールの設定と全体設計を行います。

分野横断の知見を活かしたディレクション

複数業者への外注を伴う場合には、分野横断的な知識を活かして、分割・統合の設計と外注先の選定や開発中の外注先とのコミュニケーション、そして納品物の検収も行います。

開発のフェーズが進めば、モジュールごとに分けて開発していたものを統合していくことになりますが、初期段階から全体を適切に設計し、開発中も緊密に連携やチェックを行わなければ、この統合時に様々な問題が起きるでしょう。ハードウェアを含む開発では、手戻りは致命的なスケジュール遅れを引き起こします。

また多くの場合、開発には試行錯誤や仕様変更が伴います。全体的な視点で仕様や設計の情報、目的感をアップデートしていないと、発注時の全体仕様と、納品時の各モジュールの仕様の乖離が大きくなり、引き継いだ技術者が初期の学習に時間をとられる場合があります。また、複数の業者に発注した場合には、同様の理由で納品ドキュメントの粒度や正確性がばらばらになり、その後の開発に支障をきたす場合があります。

多種多様な開発の経験を活かしたハンズオン

外注先だけでなく、 弊社で開発可能な範囲については社内で開発も行います。また、外注したものについても、うまく行かない、ヘルプが必要、といった状況になった場合には、現場レベルで直接サポートに行ったり、必要なら別の設計を考えるなど、問題解決のために実際に手を動かします。多種多様な案件で経験した問題やその解決・予防策を最も活かせる場面です。

利用シーン

Team CTOは以下のようなシーンでの活用を想定しています。

  • 装置そのものはコアバリューではないが、戦略上その開発が重要なスタートアップにおける技術顧問として
  • 複数の専門業者に分けて開発を依頼する予定があるが、どのように発注の分割や進捗の管理、検収をするべきかわからない時のアドバイザーとして
  • 新規事業のため、案件自体の継続性が不安定ではあるが、技術の専門家が必要な場合に、採用コスト抑制・人件費を変動化する手段として
  • 様々な原因で技術責任者が不在となった間の中継ぎとして
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